top of page

東京行動2024

更新日:2月3日

 コロナ禍の時、海外訪問が出来ない高校生達の学習、交流の場を国内で出来ないかと企画されました。海外訪問が可能になった今でも、年間行事の1つとして、毎年行われています。今年で3回目の東京行動は、12月15日(日)~17日(火)まで全国の署名メンバーが東京に集い、平和活動を行いました。


【1日目】

《内容》

・講演「核兵器廃絶と平和をめぐる世界の状況」

 講師:太田昌克さん(共同通信編集委員・論説委員)

・ノルウェー・オスロ派遣(オンライン)

・日韓高校生・平和交流の集い

・OP「平和の授業」のとりくみについて

・大使館訪問に関する班別打合せ

【2日目】

・大使館・国会議員訪問へ訪問(班別行動)

・東京行動のまとめ 

【3日目】

フィールド・ワーク

・第五福竜丸展示館

・解散


 講演会では、太田昌克さんより「核兵器廃絶と平和をめぐる世界の状況」についてお話いただき、核抑止力はいつか崩れることもある。そして崩れた瞬間だけの被害にとどまらず、放射線によって長く苦しむ。核抑止力が崩れる本質を知る必要があり、外交をもっと強めていく必要がある。そして決して 広島・長崎の原爆を昔の話だと捉えてはいけない。80年間核を使用しなかったのは核抑止でもあるが、被爆者の声が抑止になっていた。」とお話され、現代の若者が継承する重要性を改めて感じました。

 翌日は、メキシコ、ノルウェー、ブラジル、ジャマイカ、オランダの5つの大使館に訪問し、ノルウェー大使館では「これからのノルウェーの平和への考え方として、被団協のノーベル平和賞の受賞をきっかけに人々の核廃絶に向けての関心が高まった。今後の平和教育の見直しや政治の平和に向けた政策の改善が期待される」とお話されました。

ブラジル大使館では、ブラジルは核兵器禁止条約に署名している国であり、意見交換をする際、「原子力」という言葉が頻繁に使われ、用途次第で多くの命を奪う兵器にもなり得るものであり、原子力について改めて考え直すきっかけとなりました。

 午後からは、国会議員を訪問し、短い時間でしたが、意見交換を行いました。被団協がノーベル平和賞を受賞したことは歴史的快挙であり、この出来事をアクセ ルとし今後の政治にも生かしていくことが大事だとおっしゃっていました。

 最終日の第五福竜丸展示館見学展示館では、広島・長崎への原爆投下に続いて行われた数々の核実験について学びました。 第五福竜丸が被害を受けたビキニ環礁での水爆実験では、その被害が人体だけでなく、マグロなどの海洋生物にも及んだことを知り、核実験がもたらす影響の深刻さを改めて実感しました。 また、カザフスタンをはじめとする世界各地で行われた核実験によって、多くの被害が生じている現実にも触れました。核による苦しみを受けた人々が世界中に数多く存在していることを痛感し、平和の尊さを改めて考えることができました。


閲覧数:185回

最新記事

すべて表示
bottom of page